受講のきっかけ
大学卒業後、銀行に就職しましたが、「仕事=生きがい」を求めていたことから、1年で自分が本当に生きがいを感じられる職業への転職を決意しました。
その頃、整骨院の先生とお会いする機会があり、その生き生きと仕事をされる姿に感銘を受け、柔道整復師を目指すことにしたのです。すぐに専門学校に通い、2年後に国家資格を取得し卒業。それと同時に開業しました。
その後は、まさに順調そのもの。「患者さまのために」という“利他”の思いと重なり、自らの施術によって涙を流して回復の感謝を患者さまからお伝えいただくことで、強いやりがいと誇りを感じていました。業績はみるみる拡大。「小林式」という私の整体法を持った教え子が全国に拡大していきました。
現在、整骨院は関西圏に18医院展開。さらには後進の育成を加速させるため、専門学校の開校も行いました。柔道整復師という仕事は私にとって生きがいであり、まさに銀行退職時に求めた「仕事=生きがい」を実現させることができたのです。
人材育成の仕組みと、優秀な人材の定着を理由に受講を決意
アチーブメントとの出会いは、社員が『頂点への道』講座を受講したこと。受講を重ね、総合的な人間力向上と、大きく成長する様子を見て、コンサルタントの方による勉強会を弊社で何度か開催。私も、徐々に社員の研修受講を奨励していきました。
そんな中、コンサルタントより「社員だけが受講しても、経営者自身が受講しなければ、学びの分かち合いができず、会社としての理念浸透は中途半端に終わってしまう」というお話をいただいたのです。
さらに、「社員は技術と資格を持ったら独立する」という流れがこの業界では一般的なため、離職率の低下を目指したいと思っていました。したがって、育成と離職率低下の手法を学び、「優秀な人材が会社に定着するような仕組みづくり」を構築するための情報を求めて受講を決断したのです。
選択理論のアプローチと「思考の枠組み」の拡張
巷で名の通っているセミナーはこれまで数多く受講してきました。しかし、スタンダードコースを実際に受講して感じるのは、『頂点への道』講座は他のセミナーとは一線を画しているということです。特に違いを大きく生み出しているのが選択理論。多くのセミナーは、外的コントロールのアプローチでモチベーションを上げようとしますが、一過性で継続性がありません。しかし、アチーブメントでは、選択理論を用いた内発的動機付けの手法・仕組みができています。私自身の日々の社員への接し方も、「相手のため」と思っていても、どこかで自分が落としどころを決めて、相手を「納得」ではなく「説得」しようとしていたことに気がつきました。
さらに受講を進める中で、ダイナミックアドバンスコースは最も印象深いものとなりました。各地の講演会や、現場の指導において「人には無限の可能性がある」というメッセージを常々発信していましたが、アドバンスコースの受講を通して、まだまだ自分や人の可能性に制限をかける思考の枠組みがあったと自己評価しました。 受講後は自分にも他人にも、真の意味で「無限の可能性がある」というメッセージを伝えることができるようになりました。自分自身もさらなる可能性に向けて行動を重ねることができています。新たな発展の礎を得られたと感じています。
“日本一”の整骨院に向けて
今後のビジョンは、“日本一の整骨院”を創ること。日本一というのは様々な意味を含みますが、我々が目指すのは日本一“人材教育”を行っている整骨院です。2015年には弊社に新入社員が40名入社しました。彼らには入社後、一か月間現場に出さず、『頂点への道』を受講した弊社の幹部が講師として、徹底的に研修を行いました。会社としては莫大な投資でしたが、結果、新入社員のモチベーションは非常に高まり、理念の浸透も加速していると感じます。
アチーブメントが、新卒採用によって大きく成長を遂げたように、弊社も新卒採用と育成に注力しながら、業績をさらに拡大させていき、2020年の東京オリンピックでは、自分たちの学校からトレーナー輩出を狙います。
業界の地位向上を目指す
さらに、業界の地位向上をめざし、「スポーツトレーナー=柔道整復師」という社会的認知度を高めていきたいと考えています。特に変革すべき点が、整骨院業界にある「業績向上のためには技術向上」といった技術偏重の考え方。整骨院の先生にとって、最も重要なのは人としてのあり方や人間性です。アチーブメントの研修はそうした器を拡張することへと繋がり、結果的にそれが業績の向上へと繋がっていくのです。 これからも後進の育成を通して、「やり方」以上の「あり方」を伝えながら、業界の地位向上に向けて、歩みを続けてまいります。