会員向け情報:
  • 人間関係の改善
  • 売り上げの増大
  • 現場の主体性向上
  • 製造
  • サービス

受講から10年、手にした物心両面の豊かな人生 成果と人生の充実を与えてくれた学び

滝川 聡ケメット・ジャパン株式会社 代表取締役社長
課題
事業の拡大はできるが、組織が団結しない
叱咤激励のマネジメントで部下がついてこない
社員約30名で売上10億円
効果
選択理論を土台にした運営で社員の主体性が醸成される
第二象限の時間を確保し 委任が進み、 部下が主体的に変化
受講後10年で 社員数・売上ともに 10倍以上を達成

事業は拡大しつつも、実態がついてこない

アチーブメントと出会ったのは、ケメット・ジャパンを創業してから9年が経った頃です。販売代理店としてあげていた実績を買われ、2002年に日本法人を創業しました。多くのご協力があり、順調に実績を伸ばし、9年目には売上10億円を突破。外から見れば順調な会社でした。しかし、実態は社員との温度感が一致せず、主体性に欠けていたように思いました。重要な仕事を委任できず、抱え込むことが多く、孤独でした。当時もいくつかの事業・会社を経営していましたが、全てが順調ではなく、赤字の会社もありました。安定して高い成果を出し続けるにはどうすればよいのかと情報を求め、研修・セミナーに出たり、本を読んだり、人に会ったり、できることは全部やりました。たしかにスキルは身についたかも知れませんが、どこか納得がいかなかったのです。そんなときに、知人からの紹介で出会ったのがアチーブメント社の『頂点への道』講座でした。

自分こそが原点と学び、生き方が変化

それなりに実績を出してきた自負があったので、どんな経営が学べるのかと気になっていました。実際に講座を受けてみると、経営というより自分の人生と向き合う時間となったことが、今でも印象的です。スキルを教える講座は世の中にたくさんあります。しかし、そこだけではなく、どちらかというと生き方レベルで、自分の考え方の深いところに何があるのか、どうそれをより洗練させ、アップグレードさせていくのかを学べる機会として私にとっては価値があった時間でした。振り返ると、当時は必死でした。とにかく結果を出すこと、売上を作ること、これが私の全てで、私生活なども全て投げ出して仕事一辺倒でした。それが決して不幸だったわけではないのですが、本当はやりたいことがあってもどこかで我慢していた感覚があったのです。「人生の目的は幸せになること、すなわち5つの基本的欲求(生存・愛所属・力・自由・楽しみ)がバランスよく満たされていることである」という学びが、私にとっては人生を変えてくれたことなのかも知れません。トータルに満たされている人生こそが魅力的であり、人がついていきたくなる存在であると思ったのです。仕事で結果を出すことはもちろんですが、自分にとっての幸せとは何かを考え、自分を満たす時間も、緊急ではないが重要なことであると考え方が変わっていったのです。そして、その時間をしっかり取るようにしました。結果、実績以上に手に入るようになったのは「充実感」と「納得感」でした。「人は、幸せになるために生きている。仕事はそのためのツールである」と、深く腑に落ちたのです。

権限委譲し、社員が幸せに働くように

そんな考え方の大きな変化があったおかげで、仕事でも社員に対する関わり方が変わっていきました。『頂点への道』講座で選択理論を学び、刺激で相手をコントロールしようとする外的コントロールのアプローチをやめました。代わりに取り組んだのは、トップ2割の社員とのコミュニケーションを増やすことでした。経営や組織運営を司る重要な役割を担っている人たちと、どれだけ思いを共有し、共通の価値観に基づいた判断基準を浸透させられるか、これが何より大切と講座で学んだことを素直になって実践したのです。なにより、社員一人ひとりも同じように、仕事の成果だけではなく「幸せになるため」に生きています。その大前提に立って、一人ひとりの社員が何を望んでいて、何を大切にしていて、どうなりたいのかを聞くという時間を多く取るようにしました。それを私との1対1の場面だけではなく、チーム全体でも共有することに取り組みました。そして、その実現のために、ともに『頂点への道』講座を受講し、さらに深く人生や会社やマネジメントなどをディスカッションして、価値観の共有に取り組み続けてきました。その結果、コアとなる経営層の一致団結が徐々に実現し、グループ会社の経営をどんどん引き継ぐことができるようになっていったのです。これらはまさに、講座の中で学ぶ緊急ではないが重要な「第二象限」の事柄です。日々を惰性で生きてしまうと、重要ではないが緊急な「第三象限」に流されます。そこを自らがコントロールして、長期的な未来のビジョンから逆算して「第二象限」をしっかり取っていくこと。これを徹底することができたからこそ、一歩ずつ経営の形が変わっていったのです。結果的に今では、社員数・売上ともに受講当初の10倍以上を達成。社員に委任出来たおかげで、自由な時間が増え、より私の付加価値が上がり、果たせる責任範囲が拡張していったのです。数字を追うよりも、事業の多様性や海外展開に力をいれることができています。

人生を楽しみながらも社会貢献に没頭

いまは、海外展開やSDGs事業なども着手をすることが出来ています。また、後継者不在で困っている企業のM&Aをして再建支援なども行っています。より良い社会を作っていくことと、自社が繁栄し豊かになっていくこと、本当の意味でこの2つの概念を一致させることができるようになった感覚があります。また、お陰様で私も念願だったモーターレースにドライバーとしてチャレンジをすることも出来ています。これも簡単にうまくは行きません。しかし挫折の数だけ、人間的成長を得られます。
目先のことに追われず、本当に大切なことに時間を使い、望む人生を生きる。そんな納得感のある生き方ができるようになりました。これを自分だけに留まらず、身近な方からそのような豊かな生き方ができる人を増やしていくことに引き続き取り組んでまいります。

プロフィール
世界初のダイヤモンド研磨技術を生み出したケメットの日本総代理店「ケメット・ジャパン株式会社」を2002年に設立。研磨装置や研磨資材等、精密研磨技術を強みに発展をし続けてきた。近年は積極的にM&Aによる企業買収を実施し、事業間のシナジー効果による新事業を展開する。日本とアジア圏を中心に、さらなる高みへの挑戦を続けている。
オフィスでは、社員が満たされる環境を追求している
スリランカの環境改善事業やマンゴー農園の経営など、海外事業にも力を入れている
レーシングドライバーにもチャレンジしており、人生の幅を拡張している

そのほかの活用事例

活用事例一覧を見る

無料体験セミナー・講演会