会員向け情報:
  • 顧客満足の向上
  • 離職率の低下
  • サービス

苦手だったマネジメントが強みに部下とともに手にした代理店日本一の称号

田中 まどか株式会社ヒトノワコーポレーション 次長
課題
最速で昇格を果たすも、部下の離職が絶えない
任感は強いものの頑張ることに限界感があった
コロナ禍の変化に組織全体が翻弄される
効果
主体性を引き出すマネジメントを学び、日本一の店舗を創り出す
仕事への意味付けが変わり、自然体で目標達成ができるように変化
組織全体が一致団結し、成長し続ける文化が醸成される

「もう責任者にはなりたくない」からのスタートだった

「こんなに熱心に指導をしているのに、なぜ辞めていくんだ」。受講前はそんな苦悩の真っ只中にいました。18歳で就職し、22歳で今の会社に務めはじめました。なんでもやりきることが好きだったので、当然と思い懸命に働きました。お陰様で、最速で店長・マネジャーと昇進を続けることができ、順風満帆なキャリアを歩めているような自覚もありました。しかし、いざマネジメントをするとなると、まったくと言っていいほどうまくいきませんでした。自分が結果を出してきた経験をとにかく伝えたいという思いのあまり、情熱的に部下に指導しますが、なぜかみんな辞めていったのです。チャンスを与えようと引き上げてみるものの、離職。そんな繰り返しで、責任者なんてもうやりたくないと正直思っていた私がそこにはいました。結果を出す方法は全部知っているのに、なぜ育てられないのかと苦悩するばかりで、つらい毎日でした。そんなときに上司からお誘いいただいて受講をしたのが、『頂点への道』講座でした。

選択理論が解き明かしてくれた成果を出すための指針

初受講のときに一番心に刺さったのは選択理論心理学でした。「他人は変えられない。変えられるのは自分の思考と行為だけである」と伺い、自分の行動を振り返りました。たしかに部下への愛情を持っていましたし、成功させようと全力を尽くしていましたが、部下の行動を私がコントロールできるんだという考え方に支配されていた自分に気がついたのです。刺激を与えれば動いてくれるだろう。そう思って関わっていました。だから自分はうまくいかなかったのかと納得しましたが、これまでの自分の頑張りを全否定されたような気持ちにもなり、正直正面から受け止めることはできませんでした。それでもこの学びは確かだと確信し、継続学習を決意しました。学んでから2年くらい経ったころに転機が訪れたのです。

小さなプライドを手放し、手にした日本一の称号

きっかけとなったのは、コロナ禍でした。店舗運営も商品も施策もどんどん変わっていきます。感染対策も万全を期する必要があり、出勤することそのものがリスクのなか、部下にも大きな負担がのしかかりました。追いやられるようにして、激動の渦のなかに引きずり込まれていきました。混乱という言葉が一番しっくりきます。このときに、講座で学んだことが脳裏に浮かんだのです。「環境がどうであれ、私は自分で自分の人生を選択できる。それならば、本当はどうなりたいのか、どんな存在でいたいのか」。自問自答し続けました。これまでは結果を出してきた自分、成功のメソッドを持っている自分というプライドを握りしめていましたが、私が変わらなければこの会社も店舗も崩壊するかもしれないと思い、自ら変わろうと決意をすることができたのです。そうして改めて学んできたことを復習し、再受講をしたりするなかで、段々と私自身が大切にしたいことが明確化していきました。これまでは成果を出すことを求めていましたが、それは立場や責任感ゆえのものでした。本当に手にしたいのは、コロナ禍で大変な毎日でもこれだけ頑張ってくれている部下たちに幸せになってもらいたいということでした。彼ら彼女らを無理やり変えることではなく、努力が報われてほしい、喜んでほしい、結果を出して幸せの伴う成功を掴み取ってほしいという想いが明確化したのです。これは私にとって大きな転換点となりました。「部下は問題を持っていて、それを指摘し、改善させ、成果に導く」というのが上司の役割だと思い込んでいましたが、これ以降は「部下たちはみんな素晴らしい想いを持って懸命に働いてくれている。一人ひとり強みが違うので、その人の持つユニークな力をどのようにして借りるとみんなが達成していけるのか。それを引き出して全体勝利に導く」ということであると捉え方が大きく変わったのです。
激動の毎日でしたが、緊急事態宣言が発令されてから丸1年、新型コロナ感染者はゼロでした。それだけでなく、部下全員と協力して接客の基準をあげ、顧客満足にこだわった結果、店長を兼任していた東京ソラマチの店舗が、『au1グランプリ』という全国約2000あるショップから優秀店舗を決める大会で、カスタマーエクスペリエンスアワード部門で1位を達成しました。お客様の体験価値の向上・業績・取り組みの再現性などの観点からの評価で、比較的難易度が高いアワードでもありましたが、何も特別なことはやっておらず、講座で学んだ「事前対応をすること」「お客様の願望を叶えること」「重要だが緊急ではないことを優先すること」を徹底して取り組んだ結果です。ともに学び、ともに成長してきた部下たちと獲得したアワードで心の底から嬉しかったです。

組織で働く方に伝えたい一人の想いで会社が変われると

この価値ある体験や、取り組んだこと、この技術をもっと多くの方に伝えたいと思い、2022年にはベーシックプロスピーカーにも挑戦し、お陰様で認定をいただきました。振り返るとこの学びと出会ったお陰で本当に人生が変わりました。紹介してくださった上司と社長には心から感謝しています。周りを豊かに導いた分だけ、自分が豊かになれると講座で学びます。それならば、心の底から縁ある人全員で豊かになろうと、今では思えます。同業他社や、管理職をされている方など、私が経験してきた苦難や葛藤と同じ状況にいらっしゃる方にメッセージを伝え、役に立てる生き方を貫き続けてまいります。

プロフィール
KDDIの販売代理店にて、店舗のマネジメントを担う。入社最短で店長に昇格し、実績を出し続けマネジャーに昇格をしたものの、マネジメントに苦戦し、部下の退職を経験。上司からの薦めで、『頂点への道』講座を受講し、苦手だった育成が、自身の強みに変わる。2020年にはグランプリ受賞までに成長。2022年8月にはベーシックプロスピーカーにも合格している。
社員が定着し、育つ文化を創り上げてきた
社員を想う心が伝わり、組織の団結の源となっている
2000店舗あるショップの中で堂々の1位を獲得

そのほかの活用事例

活用事例一覧を見る

無料体験セミナー・講演会