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「患者様の笑顔をつくる総合医療サービスを目指す」たゆまぬ自己変革で過去最高業績を達成

鴨居 弘樹医療法人 弘仁会 鴨居歯科医院 インプラント審美サロン 理事長
課題
入れ替わりの激しい職場
夜型で浴びるほどお酒を飲み歩いていた
70歳を節目に引退
効果
勤続10年以上の歯科医師や20年以上の歯科技工士がいる医院
朝型で自己研鑽と家族との時間を大切に
生涯現役を決め、過去最高業績4.7億円を達成

生涯現役を決めた初受講

私は、1972年に鴨居歯科医院を開業しました。アメリカに研修に行くと日本の歯科医療は50年遅れていると言われた時代。「よい医療を提供したい」と勉学を重ね日本で初めてISOを取得しました。ありがたいことに3名で開業したクリニックもスタッフが20名を超え、歯科医師になった愛娘がクリニックを継ぐと言ってくれました。70歳を節目に引退することを目標設定し、よいバトンが渡せるようにとスタッフを7名採用し医院経営に力を注いでいました。
ところがある日、アメリカに留学中の娘が一時帰国中に体調不良を訴え、末期のすい臓がんで余命4か月だと告げられました。青天の霹靂でした。言葉にならない混沌とした思いのなか「採用したからにはスタッフの面倒をみられる自分でなければ」と考えるようにもなりました。そこで知人がメンターだと言っていたアチーブメントCEOの青木仁志先生のことを調べ、講座の受講を申し込みました。祈りも虚しく娘は2013年に天国へ旅立ち、その翌月私は『頂点への道』講座を初受講しました。
当時68歳、悲しみの真っただ中にいましたが、受講をとおして改めてこれからの人生を考えました。考えれば考えるほど、私には大切な家族と採用したスタッフ、そして愛娘の夢であった米国メイヨークリニックのような「患者様にチーム一丸となって最善・最適な環境を提供する総合医療サービスの実現」があることを確認しました。娘のため、家族のため、スタッフのため、患者様のため「生涯現役」「生涯健康」「生涯修行」「生涯挑戦」「生涯情熱」で娘の夢を叶える人生を歩むと誓いました。

経営者の器以上に組織は育たないと小さな自己変革からはじめる

受講前の私は、スタッフにとっても家族にとっても「恐い」存在だったようです。体育会系の厳しい指導をしていました。組織は新しい血液が入った方がよいと「来るもの拒まず、去る者追わず」で、入れ替わりが激しい職場でした。
しかし、受講をとおしてこの関わり方は効果的ではないことに気づきました。歯科医師として専門スキルは磨いてきたつもりですが、これからさらに多くの方の役に立つクリニックをつくるには、自分を変える必要があると痛感しました。
そこでまずは講座で学んだ「選択理論心理学」の身につけたい7つの習慣を活用し、スタッフや家族への関わりを変えていきました。感情のままに怒ることをやめ、スタッフの話を傾聴し、支援的な関わりを意識しました。また診療が終わるとネオン街に出かけ、日曜日は家族そっちのけで好きなように過ごしていましたが、酒も煙草もやめ、朝型の生活を心がけ、家族との時間を大切にするようになりました。つい、前の自分に戻ってしまうような瞬間もありましたが、再受講を繰り返し、志の高い受講仲間と出逢えたおかげで継続できました。今では早朝に起床し、ストレッチ・オンライン英会話・散歩と娘のお墓参りの後、5時半から学びの仲間とアチーブメントテクノロジー マスタープログラムの勉強会をしています。
妻からは「今のお父さんが一番好き」と言ってもらえ、開業当時のスタッフからは「先生、ずいぶん優しくなったね」と驚かれます。歯科業界では珍しく、勤続10年以上の歯科医師や20年以上の歯科技工士がいる医院となりました。
次に、組織力強化を目指してアチーブメントの学びを組織に取り入れました。青木社長が出版された書籍を全スタッフにプレゼントし、毎朝曜日ごとに対象を分けて行っている勉強会では、講座で学んだ目標達成の技術を伝えました。また、セルフカウンセリングという技術を使い「患者様は何を求めているか」を考える機会を設けました。続けていくうちにスタッフ自らが患者様が求めていることを考えてくれるようになり、それが患者様にも伝わり、口コミが増えていきました。更に社員の可能性を引き出したいとi-Standard研修を導入し、一致団結した組織づくりに繋がりました。結果、コロナ禍にも関わらず2022年は過去最高業績4.7億円を達成しました。

患者様の立場に立った総合医療サービスを目指して

お陰様で、少しずつではありますが、約10年前の初受講で誓ったビジョンに近づくことができています。息子も『頂点への道』講座を受講してくれ、娘の夢は、私たち家族の夢に変わりました。2022年に三男が整形外科のかもいクリニックを開院し2023年は次男が整骨院を開院予定です。
そしてさらに患者様の立場に立った総合医療サービスの実現には、人材育成が欠かせません。そこで2022年10月からはアチーブメント社のプログラムを活用し、スタッフの成長・自己実現が組織の発展につながる人事制度設計にも取り組み始めました。組織が発展し続ける鍵は、経営者自らが学びつづけることだと思います。今後も「医は仁なり、組織は人なり、愛は尽なり」という経営理念のもと、患者様の役に立てるよう生涯現役で精進してまいります。

プロフィール
東京歯科大学卒業後、1972年長野県塩尻市に鴨居歯科医院を開業。2022年に50周年を迎えた同医院は、市外からも通われる患者様が多く、業界トップ0.5%といわれる医療収入4.7億円を達成。東京医科歯科大学元非常勤講師・長野県インプラント研究会元会長でもある。
大切な家族とのひととき
診療の様子
i-Standard研修の様子

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