徳洲会体操クラブ全員が練習をストップし、ワークをとおして世界一という勝利から逆算し、計画に落とし込む1日
トップアスリートは、勝つか負けるか・一発勝負の世界で結果を残すための行動習慣・思考習慣を持っています。なかでも思考は目には見えませんが、大きな力が宿っているといわれています。2004年世界一に輝いた米田監督が率いる徳洲会体操クラブでは、まさに思考に焦点を当てた教育を重視しています。10年前から選手一人ひとりの思考力を鍛えるためにアスリート研修を導入。2月4日に実施した今年初の研修では、世界一という目標を思い描き、日々自分の思考を集中させていくトレーニングを実施しました。
■トップアスリートの思考・行動習慣から学ぶ
現在、徳洲会体操クラブの監督を務める米田監督は、指導者として選手に体操技術だけではなく「考え方」の指導を大事にしています。今指導する立場に立ち、当時の自分を振り返ると、もっと目標を具体化し、鮮明に達成をイメージし、細かい計画を立てるよう指導しただろう。そうすれば団体金だけではない結果を手にすることができたかもしれないと語っています。
米田監督は2008年に選手を引退した後、2013年監督に就任。当時、徳洲会体操クラブはスランプ。日本代表選手を輩出し続けてきた名門クラブだったが、2016年には代表輩出実績0名を経験。廃れた名門として揶揄されたこともありました。
それでも米田監督は、「”超一流”と”一流”の差は考え方にある」という信念を持ち続け、考え方教育を軸に、10年間に及ぶ組織の変革に取り組んできました。その結果2022年に15年ぶりとなる全日本体操団体選手権での日本一に返り咲いたのです。さらに2023年にも日本一に輝き二連覇を達成。着実に結果を残しています。
■選手全員で練習を止めて「戦う前に勝つシナリオを描く」
米田監督がこだわる「考え方」の教育を、2015年からアチーブメント株式会社が支援しています。アチーブメント株式会社が創業から37年間・48万名の方に提供してきた教育メソッドをもとに、「勝つ目的」を明確化する研修を毎年実施し、今年で10年目になりました。
2月4日(日)に開催した今年初回の研修では、小学校5年生からコーチ陣のチーム全員が丸一日練習をストップ。チーム全員が自分の行動と考え方を振り返り、世界一を達成した状態を鮮明に描き、計画を立てていきました。
チームメンバー同士はもちろん、コーチ陣からもフィードバックをもらい、「なぜ目標を達成したいのか」「自分の成長課題は何か」を考え、目標を深堀りしました。
今年はいよいよ4年に一度の勝負の年です。徳洲会体操クラブが掲げる「世界を魅了する最強で最高のチーム」というテーマを胸に飛躍の1年が始まります。
▼プロジェクト「徳洲会体操クラブ プロアスリート教育」の詳細はコチラ
https://corp.achievement.co.jp/project/tokushukai/