受講のきっかけ
独立して自由に思い切りチャレンジしたい。そのために、まずは社会人として土台を形成するため、美容機器メーカーに勤務。2012年に独立するまでの約10年間は、がむしゃらに働き、社内のナンバー2の役員にまで登り詰めました。しかし、高い成果を上げつつも、当時の私は「数字第一主義」。どこか充実感を得ることができない日々が続いていたところ、知人からの紹介で、アチーブメントのスタンダードコースを受講。人生の大きなターニングポイントとなりました。
社員の職業観を高める教育
会社を立ち上げたのち、前職の経験を生かしながら、ダイナミックコース・ダイナミックアドバンスコースと『頂点への道』講座を順に受講。「限界突破」・「思考の枠組みの拡張」を体感するとともに、自社の可能性の大きさを再認識できました。さらにアチーブメントでの学びは、現在の弊社の理念・価値観の土台となっています。特に人材育成に対する考え方は大変重視しています。エステ業務は、受付・カウンセリング・施術と全てを人が行うため、本当の商品とは「人」。したがって、商品の価値を高めるためには「トークの質」や「施術技術の質」以上に、スタッフ一人ひとりのマインドや職業観を高めることが不可欠です。
また、具体的なスキルなどに関しても、弊社の理念である「感動創造」に基づき、社員一人ひとりがお客様に感動を与えられるよう、接客マナー研修を不定期に行うのではなく、JALのマナー担当の教官を社員として迎え入れました。こうした徹底した社員教育を通して、社員には「一人の人間としての成長」をしていただきたいと思っています。
社員にとっては、会社の数値目標を達成するだけでは、大きなやりがいは感じません。それよりも「お客様が綺麗になることで自信を持ち、より良い人生を送ることができる」、「エステを通して幸せを提供できる」という意識を持つことのほうが、大きな満足感をもって自発的に動いてくれると考えています。それが実現できる職場の環境作りを構築できたのは、アチーブメントでの学びからだと確信しています。
かつては「数字第一主義」だった私ですが、学びを通して数字の背景にあるものが見えるようになってきました。売上とは、お客様に感動や喜びを与えた結果。例えば、売上が悪い店舗を調べてみると、社内の目標達成を優先するあまり、お客様を後回しにしている、という共通点があります。その際に改善で重要となるのが、スタンダードコースでも繰り返し述べられているように、まず“目的”です。先に数字を追うと、結果は悪くなりますが、逆に言うと、目的・理念を中心に行動へと落とし込んでいけば最終的に結果は付いてくると、これまでの店舗改革から、学びの再確認ができました。
26か月連続で全店舗が月間売上目標を100%達成
現在は社内でアチーブメント・セールス・スキルアップ・プログラムを用いた勉強会も開催するなどの取り組みもあり、2014年度には26か月連続で、全店舗月間売上目標を100%達成。また、赤字で閉店寸前のエステサロングループを買収し、直営店として売上を1年間で10倍に拡大させるなど、独立前の頃から考えると、スタンダードコース受講によって100億円以上の売上を上げることができました。さらに、スタンダードコースでは、そうした数字的な成果だけでなく、「人間としてのあり方」や「目的」などがより強く形成され、売上以上の幸福感や充実感を得られたと確信しています。
理念経営の価値を、業界に発信
青木社長が理念経営に取り組まれているように、まだまだ理念経営をする企業は世の中の少数派。私も、東京、名古屋、大阪、福岡で2か月に1度、『勝ち組サロン実践セミナー』という各回50名の無償のセミナーを開催しています。そこでも最終的にお伝えすることが、経営の土台である理念の話。理念経営、目的教育の重要性を私なりの立場で伝えています。
今後の目標の一つは、スタンダードコースの社員受講を増加させ、「プロスピーカー」を社内から4人輩出することで、自社の育成体系をさらに強固なものにしていきます。社員が成長すれば、お客様だけでなく、それが自分の子ども、やがて社会へと“インサイドアウト”で拡張した貢献へと繋がるでしょう。 そのために経営者である私が、まずは身近で、大切な社員の成長を創り出し続ける必要があります。会社としてさらに社会に貢献していくため、今後も邁進を続けてまいります。