1996年 フォーミュラトヨタへ監督として参戦
1999年 全日本F3選手権への参戦
2009年 全日本F3選手権NクラスにACHIEVEMENT by KCMGのチーム代表として参戦
2010年 全日本フォーミュラニッポン選手権にKCMGの監督として初参戦
シンガポールに新規建設予定のChangi Motorsport Hubの運営会社の役員に就任
全日本F3協会の理事に就任
2011年 全日本F3選手権Nクラス、全日本フォーミュラニッポン選手権に監督として参戦
SUPER GTにTeam SG CHANGIのメンバーとして参戦
2010年、土居監督はチーム代表としてACHIEVEMENT by KCMGを牽引してきただけでなく、チーム監督としてフォーミュラニッポンにも参戦。
また運営役員として、シンガポールにおける新たなサーキット創りに関わるなど、モータースポーツに自己の全てを懸けていると言っても過言でない。そんな土居監督がアチーブメントの教育を通して得たものとはなにか、聞いてみた。
夢、と言われたときに、私には挙げられるものがいくつかあります。
「レースに勝ちたい」
「強いドライバーを育てたい」
「皆が楽しめる素敵なサーキットを創りたい」
「観客が楽しみ、喜んでくれるレースイベントを行いたい」
「レース業界を発展させたい」
「レースを通じて社会に貢献したい」...
こうして頭の中にあるものを挙げることはできますが、それらは漠然と思い描いているもので、目の前の仕事に日々忙しく追われるうちに、つい忘れてしまうことすらありました。
アチーブメントの教育を通して得られたものの中で特に大きかったのは、それぞれの夢を実現させたい時期を目標設定し、それまでの計画を明確にしていくことで漠然としていた夢・ビジョンが明確になったことです。「その実現のために効果的な行動はなにか」と常に考えることで、行動の質が高まっているように感じています。忙しい毎日であることは変わりありませんが、日々そこに向かっているという充実感があるのが今までと大きく違います。今年は、シンガポールにおける新たなサーキット創りに関わるなど、明確にしたビジョン実現に向けた具体的なチャレンジも始めています。
受講後、シドニーのストリートサーキットで行われたV8 Supercarsというレースイベントに参加しました。そのイベントは17万人の観衆が子供から大人まで集まる大きなものなのですが、そこには、無邪気な笑顔を絶やさずに楽しむ人たちの姿がありました。
「全ての人にこの楽しみを届けたい」
今までもF1やルマンなど大きなレースイベントを観てきましたが、アチーブメントで学び、ビジョン・夢についてしっかり考える時間を取ってきたからこそ、そう強く感じたんだと思います。レースをテレビで観る人、参加する人、実際にサーキットに来る人…。これからももっと沢山の人に喜んでもらえるチーム・ドライバー・サーキット・レースシリーズをつくり上げたいと思っています。
そのためにはこのレース業界自体が発展していくとともに、私たちがお客様を喜ばせるプロでなければいけません。レースを行う以上、相手に勝ちたいと思うのは当然です。しかし、それだけでなく、ともに業界を発展させる仲間として業界全体を発展させたいと思っています。アチーブメントの教育を通して明確にしたビジョンの実現に向けてこれからも尽力していきます。