スカラシップ生の声
【2010年度 アチーブメントスカラシップ生】

三浦和樹

2008年 Honda Formula Dream ProjectからFCJに参戦、シリーズランキング10位
2009年 FCJ参戦2年目にして4戦連続優勝を果たすなど怒涛の速さを見せ、シリーズチャンピオンを獲得
2010年 全日本F3選手権 Nクラスに参戦、シリーズランキング6位
2011年 全日本F3選手権 Nクラスに参戦
http://www.real-racing.jp/miura/

三浦和樹

全てのことに感謝して

2010年シーズンはF3初参戦であった三浦選手。
初参戦にも関わらず表彰台に4度も上るという結果を残し、周囲の注目を集めたが、本人はそれでも満足はしていなかった。「さらに速く走り、勝ち続けたい」。その想いを実現するために自分が取り組まなければならないことは何か。アチーブメントの教育を受けることで得られた価値について、三浦選手に聞いてみた。

事実はひとつ、解釈は無数

アチーブメントの研修を受講することで多くのことを学ぶことができましたが、特に印象に残っているものが2つあります。
1つ目は、価値観・哲学・信条といった人生の目的ともいえる「人生理念」を持つことによって、人生の土台が固まるというものです。この考え方を聞き、私自身は「誠実さ・愛・感謝」の3つを持つことを決め、そのことを意識するようになりました。そして、その理念をレースで体現するためにも、「優勝」という目標へのこだわりが強くなりました。
2つ目は「事実と解釈は違う」ということです。レースに参加していると、多くの課題や壁にぶつかることがあります。これを「辛い」とか「苦しい」と捉えてしまいがちですが、それは自分の課題に対してマイナスな解釈をしてしまっているだけなんだと気付きました。課題や壁を「成長するために与えられたチャンス」と解釈することで、ポジティブな気持ちになり、その状況に感謝できるほどになりました。以前から感謝の気持ちは大切にしてきましたが、その対象が大きく広がり、よりポジティブな状態でいられるようになった感じがしています。

感謝を土台に前向きに取り組む

人生理念、そして、それを実現するための「優勝」という目標へのこだわりが強くなったことで、レース準備期間から当日まで、「勝つために、今何をすべきか」と一貫して考え続けるようになりました。人と同じような生活をしていたら人と同じような結果しか得られない。常にレースのことを考え、身体を鍛え、より自分を追い込むようにしています。
2010年シリーズは、4回表彰台に上ることはできましたが、頂点に立つことはできず、満足はしていません。ドライビング技術はもちろんですが、レース結果やアクシデントにメンタルを左右されてしまう面もありますので、そこを研修で学んだ通り、「成長するために与えられたチャンス」と解釈し、前向きに取り組んでいきます。
自分に与えられた環境、そして、支えてくれているチームスタッフやファンの皆様への感謝を胸にこれからも頑張ります。

インタビュー ドライバー  黒田吉隆ドライバー  国本雄資ドライバー  小林崇志ドライバー  蒲生尚弥ドライバー  千代勝正ドライバー  三浦和樹ドライバー  森下陽介監督 福木哲也監督 土居隆二

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