レーシングドライバー 平川亮選手

【profile】1994年、広島県呉市生まれ。13歳でレーシングカートを始め、一年後の2008年、全日本ジュニアカート選手権参戦デビューWIN 年間シリーズチャンピオンを獲得。カートを始めて1年10ヶ月という史上最短記録を打ち立てる。その後、あらゆるレースで史上最年少記録を樹立。2015年4月に行われたスーパーGT開幕戦では見事優勝を果たすなど、さらなる活躍に期待が集まるモータースポーツ界の若きホープ。

~世界最高峰を目指す選手たち~ 「自分が本当に目指したいもの」を追って―

「夢を夢で終わらせない」、アチーブメントが支援するスカラシップ制度を活用し、多くのスポーツ選手が次々と実績を出している。本日は、2015年スーパーGT開幕戦で見事優勝を果たした平川亮選手に、アチーブメントの目標達成支援の活用方法と今後のビジョンについて聞いた。

平川亮選手

-今日は活躍を続ける平川選手にお越しいただきました。アチーブメントとは、17歳のときにアチーブメント主催のモーターレースのドライバー向け勉強会に参加したことをきっかけに、3年前にスタンダードコースを初受講されましたね。
3年前はまだ18歳のときでしたが、大きな転機となりました。受講までは、レースは楽しかったものの、まだまだぼんやりと世界を目指していこうかなという状態。F1を目指したいとどこかで思っていたのかもしれませんが、F1のレベルの高さや、その難しさへの声を耳にすると、本当はそこを目指したいと思っていてもなかなか公言できませんでした。しかし、受講を終えた後は「F1を目指す、世界を目指す」と目標が明確なものになり周囲に明示することができるようになりました。自分の中での本当に求めているものを問いかけ、見つけることができたというのが大きいですね。

-3年を経て変化はありましたか?
特に「タイムマネジメント」の部分は大きく変わりました。日々生活していると、つい思いつきで行動してしまいがちです。しかし、長期的な自分の目標から逆算して、それを時間軸に落としていかないと、世界は狙えない。逆に言うと、戦略的な時間の使い方をしてプランニングしていけば、必ず世界で活躍できるという確信も持てました。日常のすべての行動が「世界を目指す」ことに役立つ行動を選択しようと努められることができていますので、アチーブメントを活用しながら習慣化を目指していきたいですね。


平川亮選手

-今年4月に再受講されましたが求めているものが得られたでしょうか?
はい、目的を今一度明確にできました。この3年で徐々に固まってきたことでもあったのですが、3年前は単に「レースが好き」という一心で取り組んできたのですが、そこに「モータースポーツをもっと社会に広める」などの社会還元が目的に加わりました。その目的があるからこそ、より一層背筋を正した日々の行動につなげられそうです。

平川亮選手
-今後はどういった目標を目指されるのでしょうか?
世界は大前提ですが、そのためにまずは、日本を制さないといけません。今参戦しているスーパーフォーミュラとスーパーGTの二つのカテゴリでチャンピオンとなり日本制覇を目指します。

-今後目指すものは大きいですね。
フィギュアスケートの羽生選手、野球の大谷選手など、同年代で活躍しているスポーツ選手もいます。彼らに負けないよう、自分が活躍することで、モータースポーツの認知度を広げる役割を担っていきたいです。