ビジネスの基本は営業です。商品やサービスを買ってもらってはじめて、ビジネスとして成立します。営業はビジネスの基本であると同時に、ビジネスの成功を決める最大の要因なのです。
一方で、約1千万人ともいわれる営業職の中で、成功しているトップセールスパーソンは全体のわずか5%しかいないといわれています。なぜ同じ商品を売っていて、売れる人と売れない人がいるのか。セールスで成功するためには、最先端のセールススキルと売るためのノウハウ、そして独創的なアイデアが求められます。セールス業界で活躍しているトップセールスパーソンは成果に直結した「売るための総合的技能」を身につけているのです。

トップセールスになるには3つの力が必要とされています。
それは、「マインド」・「スキル」・「ナレッジ」です。
この全てをきちんと身につけ、相乗効果を発揮していくことで、成果が出るのです。
この3つの力の中で、最終的に重要になってくるのが、「スキル」です。何を考えているかでも、何を知っているかでもなく、お客様に対して何が出来るかが成績を左右します。どんなにすばらしい考え方があっても、どんなに豊富な知識があっても、それをお客様に届ける技術がなくては商品を販売することは出来ないのです。
成果に直結した技術こそ、営業で卓越するために、必要不可欠な力です。

スポーツ界に「名選手必ずしも名監督にあらず」という格言があります。素晴らしい実績を挙げた名選手だからといって、必ずしも名監督になれるわけではないのです。たしかに名選手は、その実績、成功体験からの知識・感覚を自身に蓄積しているのは間違いありません。
ただ、それを人に伝えることができるかどうかは別の能力が必要です。営業も同じです。自分の考えや経験を人に伝える力、すなわち伝達技術がある人から学ぶことが重要です。
トップセールスマンから教われば、誰でも成績が上がるというわけではないのです。