プロジェクトレポート

第12戦/第13戦 鈴鹿サーキット

ドライバーズ勉強会

テーマ『ドライバーとしてのメッセージ』

9月3日、台風12号の接近により、土曜日のレース中止が決まり、日曜日のレース開催も予断を許さないという状況の中、第6回ドライバーズ勉強会が開催されました。大荒れの天候にもかかわらず、F3以外のカテゴリーからの参加も含め、24名ものドライバーたちが集まりました。

講師はアチーブメント株式会社シニアトレーナーの大高弘之。プレゼンテーションスキルやタイムマネジメントスキルといった対個人のトレーニングから企業研修まで幅広くトレーニングを行い、多くのお客様から支持されています。
今回の勉強会は「ドライバーとしてのメッセージ」をテーマに行われました。ドライバーはチームのメンバーやファン、スポンサーなど、多くの方の協力なくしてステップアップはありません。そこで必要になるのが、「周りの人を巻き込む力」であり、そのために「メッセージする力」が必要不可欠になります。

勉強会では、まず3月11日の東日本大震災後にF1ドライバーの小林可夢偉選手が取った行動を紹介しました。震災直後、大災害に見舞われた日本のために、小林選手は全てのF1チームとドライバーに協力を呼びかけて、iPhoneアプリを製作・リリースをしました。その収益金の全額が義援金として寄付されています。F1には、正式に全ドライバーや全チームを統括する組合は存在しません。小林選手はその熱意によって業界全体を動かしたのです。カテゴリの違い、立場の違いから、もちろんできることの範囲に差はあるものの、その核にある小林選手の気持ちに触れるドライバーたち。「その人が取る行動には、内側にある考えや想いが反映される」ということを学びました。

さらに、イチロー選手の小学生時代の作文やインタビューを例に、明確に目標を描くこと、それを周囲に伝えるということの重要性を学んでいきました。

勉強会の最後には、ドライバー同士でお互いの目指すものについてインタビューし合うというワークを行いました。ドライバーたちは、頭の中には目指す目標がイメージできても、それを言葉にしようとするとうまく伝えられないなど、「メッセージすること」の難しさに気づきました。同時に、話してみることで改めて考えが整理されていくことも学びました。

参加したドライバーたちからは、「もう一度、明確に将来像を描こうと思います」「自分のやりたいことは一人では実現できないからこそ、きちんと周りの人に想いを発信できるようにしていきたい」といった前向きな感想が寄せられました。

次回は、「ファンに愛され続けるドライバー」をテーマとしてドライバーズ勉強会の最終回を開催する予定です。

レースレポート

第十二戦・第十三戦:2011.9.3・2011.9.4


台風12号の接近により、第十二戦・第十三戦のレースは中止となりました。

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