プロジェクトレポート

第14戦/第15戦/第16戦 スポーツランドSUGO

ProjectReport
  • ドライバーズ勉強会
  • 第14戦
    • Cクラス
    • 1位 :山内 英輝
    • 2位 :安田 裕信
    • 3位 :関口 雄飛
    • Nクラス
    • 1位 :千代 勝正
    • 2位 :中山 雄一
    • 3位 :ギャリー・トンプソン
  • 第15戦
    • Cクラス
    • 1位 :関口 雄飛
      2位 :リチャード・ブラッドリー
      3位 :蒲生 尚弥
    • Nクラス
    • 1位 :佐々木 大樹
      2位 :千代 勝正
      3位 :野尻 智紀
  • 第16戦
    • Cクラス
    • 1位 :関口 雄飛
      2位 :蒲生 尚弥
      3位 :山内 英輝
    • Nクラス
    • 1位 :千代 勝正
      2位 :佐々木 大樹
      3位 :中山 雄一
スポーツランドSUGO

ドライバーズ勉強会

テーマ『ファンに愛され続けるドライバー』

9月24日 第14戦を終了後 アチーブメント代表取締役社長 青木仁志を講師に、今シーズン最後のドライバーズ勉強会が開催されました。

「今シーズンを振り返れば、岡山から仙台まで実に様々な場所でレースが開催されました。
ここで忘れていけないのは、開催地がどこであろうと毎回必ずサーキットへ応援に駆けつけてくれたファンの方々の存在です。ファンの方々はなぜ、多くの費用と時間をかけて応援に来てくれるのでしょうか?今日はまず、ファンが『ファンであってくれる理由』についてみなさんで意見交換をしてみましょう。」

恒例となったドライバー同士での意見交換タイム。シーズン開幕当初は、ライバル同士で話をすることに抵抗があるのか、ドライバーの表情には多少のとまどいが見られました。しかし第7回となった今回では、自分を応援してくれるファンについて語りあう、ドライバーの積極的な姿が目立ちました。

「個人の行動は、基本的に「感情」に基づいています。みなさんを応援することで、何か自分が望む「感情」を得られるからこそ、ファンの方々はみなさんを応援をしてくれるのです。ですから、『同じ年代でこんなに頑張っているなんて、勇気を貰える』『普段クールに見えるけれど、レースになると真剣なのがかっこいい』というように人によってファンでいる理由は様々です。 だからといって、私たちはファン全員に違う顔をして、全員に気に入ってもらうということはできません。私たちがすべきことは、ファンの多い人に共通することを考え、それを実践に移すことではないでしょうか。」

青木はここで、ファンの多い人に共通項として【正直】【誠実】【思いやり】の三項目を挙げ、それぞれの具体的な実践例を交えながら解説をしていきました。

「ドライバーとしてのスキルはもちろん、これまで再三お伝えしてきたメンタル面の強化も重要です。しかし、力だけでは応援はされない。人の協力を得る力も今後の皆さんの活躍には必要不可欠な能力だと思うのです。是非、そんな徳と才、両方を兼ね備えた人間になっていって欲しいと思います」

青木のシーズン最後のメッセージを受けて、受講後のアンケートには、このような感想が寄せられました。

「ファンの心をつかむ人の特徴は、どんな業種でも同じなのだと分かりました。
ドライバーとしてだけではなく、人として一流の人になれるように、生きていきたいです。」
「今シーズン、全日本F3選手権に出場して得たものと同じくらい、毎回の勉強会で得られたものは大きかったです。」

2011年シーズンは幕を閉じましたが、彼らのドライバーとしてのキャリアはまだこれから。勉強会での学びを胸に、ドライバーたちの挑戦は今後も続いていきます。

レースレポート

第十四戦:2011.9.24

最終決戦の地、仙台。ここまでCクラス・Nクラス共に、ランキング上位ドライバーの獲得ポイントは僅差を保ったまま。チャンピオンを決する3連戦が幕を開けた。
Cクラスのスタートで、トップに立ったのは山内。3番手から好スタートをきったブラッドレーが2番手に浮上し、パスした安田の猛追から逃げる展開に。一方、トップの山内は5周ほどで、後続とのギャップを4秒以上も築き、独走状態に入っていく。
そのはるか後方では、総合11番手スタートとなった関口が、後方から怒濤の追い上げをみせていた。2周目に7番手、4周目に5番手とすると、5周目を終える寸前のストレートではホーソンを捕らえ4番手に急浮上。そして残り4周としたところで、ブラッドレーが痛恨のスピンを喫してしまい、安田、関口はひとつづつポジションを上げ、1番手は山内、2番手は安田、3番手は関口がチェッカーを受けた。 Nクラスでは、1番手スタートの千代がミスなくスタートを決めトップをキープ。
一方、2番手スタートの野尻は出遅れて、4番手に後退。中山、トンプソンが2番手、3番手に浮上し、千代を追う展開に。しかしトップの千代は力強い走りで、じりじりと2番手以降を引き離していき、優勝に向けて盤石の態勢を築いていく。その後、中山、トンプソン、野尻にも順位の変動はなくそのままフィニッシュ。千代が今季4勝目をあげ、シリーズチャンピオン獲得に望みをつないだ。

Cクラス
1位 :山内 英輝
2位 :安田 裕信
3位 :関口 雄飛
4位   :リチャード・ブラッドリー
5位   :蒲生 尚弥
6位   :マシュー・ホーソン
Nクラス
1位 :千代 勝正
2位 :中山 雄一
3位 :ギャリー・トンプソン
4位   :野尻 智紀
5位   :佐々木 大樹
6位   :三浦 和樹
7位   :小泉 洋史
8位   :野呂 立

第十五戦:2011.9.25

気温17℃、路面温度21℃という肌寒いコンディションの中、スタートした第15戦。
Cクラスでは、トップの関口がしっかりとスタートを決めたものの、2番手スタートの山内が第2コーナーで3番手スタートの安田に追突するというアクシデントが発生。安田はスピンアウトを喫し、最後尾まで後退してしまう。山内もペナルティを課され、2番手から4番手に後退した。
トップ関口は、山内、安田に変わって追ってきた2番手・3番手のブラッドレー、蒲生を寄せ付けることなくフィニッシュ。関口は最終戦を残し、ランキングトップの安田に6ポイント差に迫ることとなった。

一方で、山内の追突によるアクシデントは、Nクラスのマシンにも多くの影響をおよぼしていた。中山はブレーキをかけたホーソンにクラッシュし、リタイア。中山のマシンに、コースを阻まれてしまった野尻は、大きくコースアストを喫してしまっていた。
そんな中アクシデントを脱し、トップに立ったのは佐々木だった。チームメイトである千代が少しずつ間合いを詰めてきたものの、冷静な走りでポジションを最後までキープし続け、F3初優勝をつかんだのだった。2位は千代、3位には野尻が入り。最終戦を前に、ランキングトップの野尻を、8ポイント差で千代・中山が追う展開となった。

Cクラス
1位 :関口 雄飛
2位 :リチャード・ブラッドリー
3位 :蒲生 尚弥
4位   :山内 英輝
5位   :安田 裕信
リタイア:マシュー・ホーソン
Nクラス
1位 :佐々木 大樹
2位 :千代 勝正
3位 :野尻 智紀
4位   :三浦 和樹
5位   :野呂 立
6位   :小泉 洋史
リタイア:ギャリー・トンプソン
リタイア:中山 雄一

第十六戦:2011.9.25

最終戦のスタートポジションは、トップから関口、山内、蒲生、安田。
スタートで関口はしっかりとトップを守りきり、3番手の蒲生は第1コーナーで2番手 山内をアウトから抜いて、両者の順位が逆転。4番手の安田はそのまま順位をキープ。
関口がトップ、安田が4位。二人がこの順位をキープしたままフィニッシュすると、関口が逆転でシーズンチャンピオンを獲得することになる。

しかし、5周目からはベストタイムを記録した2番手蒲生が関口のすぐ背後につけ、逆転タイトルへの野望に揺さぶりをかけてきた。
一方の4番手安田は、なんとしてでもポジションをあげるべく3番手山内に猛プッシュをかける。しかし、山内も巧みにポジションを守り、こちらも順位はなかなか入れ替わらない。
拮抗した状況はチェッカーまで続いたものの、最終的に関口が蒲生の追撃を振り切ってトップでチェッカー。安田は山内攻略を果たせず4位に終わり、この瞬間関口100ポイント、安田99ポイントとなり、最終戦で僅か1ポイント差で関口が逆転王座を獲得することとなった。5~6位にはブラッドレー、ホーソンが続いた。

Nクラスでも、千代、野尻、中山の熾烈なタイトル争いが繰り広げられた。
千代が1番手スタートの佐々木を第1コーナーでかわしてトップに浮上。ランキングトップの野尻はスタートでやや遅れ、2番手から3番手に後退。さらに2周目には中山にオーバーテイクを決められ、4番手に後退。トップから、千代、佐々木、中山、野尻、となったオーダーにより、このレースは事実上、千代と野尻のタイトルをかけた争いとなった。トップでフィニッシュしても、野尻の累積ポイントに1ポイント届かない千代は、周回のベストタイムを記録することで、その1ポイント分を稼ぎ出す戦略をとる。一度、あえて減速することで前を走るCクラス ホーソンとの間合いを空け、フルスロットルでの走りを展開し、6周目にベストタイムを記録することに成功。
一方の野尻は前を行く中山と、一進一退の攻防を繰り広げるが、決定力を欠き徐々にポジションは膠着状態に。最終的にベストタイムを勝ち獲った千代がトップでフィニッシュし、佐々木は2番手。3~4番手に中山、野尻と続いてフィニッシュ。この結果千代、野尻ともに89ポイントと同ポイントに並ぶが、6勝と勝ち星で上回る千代が逆転でNクラスチャンピオンを獲得することになったのだった。

Cクラス
1位 :関口 雄飛
2位 :蒲生 尚弥
3位 :山内 英輝
4位   :安田 裕信
5位   :リチャード・ブラッドリー
6位   :マシュー・ホーソン
Nクラス
1位 :千代 勝正
2位 :佐々木 大樹
3位 :中山 雄一
4位   :野尻 智紀
5位   :三浦 和樹
6位   :ギャリー・トンプソン
7位   :小泉 洋史
8位   :野呂 立
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