渾身の思いで発売した商品が全く売れず、3000セット、1億5千万もの在庫の山を抱えた青木と社員は、借金返済の日々追われていました。講座でお客様向けには成功の原理原則を力強く語るものの、オフィスに戻れば業者からの催促の電話が鳴り止まない日々。
「明日の支払いをする現金がもうない・・・」そんなことは日常茶飯事でした。
いまでこそ、おかげさまで実質無借金・経常利益率20%の経営ができるようになったアチーブメントですが、言うまでもなくこのときが創業以来一番苦しいときでした。
そして、その一番苦しいときを支えてくださった多くの方々がいらっしゃいます。
・パソコンのリース代が払えずに業者からきた督促の連絡に対して、代理人を申し出てくださった方
・裁判沙汰になりそうなトラブルを、無償で請け負って、解決してくださった方
・倒産の危機に、自宅までもを担保に出し、借金をして資金繰りに協力してくださった方
そんな数々の恩人に救われて、アチーブメント株式会社と『頂点への道』講座は、ひと月、またひと月と命を繋いできました。
「なぜ、そこまでのことをしてくださるのですか?」そう尋ねると皆様の回答は一つでした。
「青木さんは、約束を守る人だから」と。
お金も、人も、経験も、なにもかも足りなかった。しかし、それでも「志」だけは掲げ続けていました。
「選択理論を日本の津々浦々に普及し、いじめ差別のない明るい社会を必ず創り出す」。
その志を果たすという約束を守りきろうと必死に毎日を生き抜いていたのです。
1994年に、この技術を周囲伝え真の豊かさを手にしてほしいと願い、現ピークパフォーマンスコースをスタート。1998年には、技術体得をより力強く支援すべく、現ダイナミックコースをスタート。
そして、1999年。『頂点への道』講座の新規ご受講生が、ついに5000名を突破しました。
いくつもの困難を乗り越え、1億5千万もの借金を返済しきった瞬間、形勢が逆転していきました。これまで返済に消えていった金額がすべて、そのまま利益に変わっていったのです。
掲げていた志は、「日本最高峰」の教育を届けること。ここから、躍進の物語がスタートしたのでした。