10億円の借金企業から目標達成の喜び|アチーブメント株式会社

youtube facebook

10億円の借金企業から目標達成の喜びを共有する組織へ

  • 桑田賢

    桑田賢
    株式会社クワタ 代表取締役

    兵庫県西宮市の西宮北口駅で祖父の代から約80年経営する飲食店の三代目に生まれる。29歳の時に事業承継し、10億円の借金の返済に奔走。『頂点への道』講座を受講後、経営理念を構築。選択理論をもとにした組織変革に着手する。未達成が続いていた組織から、達成型組織への改革を果たし、受講から2年後には展開する6店舗で、過去最高売り上げとなる7億円を達成。2017年の創業50周年に向けて、さらに業績を拡大し続けている。

途方もない借金地獄の10年間

兵庫県西宮市で飲食店を営むようになったのは1933年、私の祖父の代からです。幼少期から、祖父や父の経営者としての背中を見て育ち、いつしか地域や社員に愛される経営者の姿に憧れを抱くようになっていました。
大学を卒業してすぐ、現在の会社に入社。いつか稼業を継ぐことをイメージしながら、意気揚々と入社した私に、衝撃的な事実が突きつけられました。
それは10億円を超える借金。当時の私からすると、想像もできない、まして返済の方法など全く見えない途方もない数字でした。憧れだった父は、一気に憎しみの対象へと代わり、口論の日々が続きます。「こんなに借金を作って、これからどうしていくねん!」感情に任せて怒りを父にぶつける日々が続きました。そして、三代目として稼業を継いだのは、入社して6年目、29歳の時でした。怒りをぶつけていた時はどこか他人事だった借金が、自分事として重くのし掛かってきたのです。就寝時、入浴時、食事の時、ふとした瞬間に「10億円」が頭をよぎる日々。不安と恐怖といった言葉では言い表せないほど、生きた心地がしない期間が、約10年間続きました。「憧れ」だった経営者の姿が、「苦痛」となっていったのです。
「何とか事業を継続させなければならない」という責任感でがむしゃらに走り、苦しみながらも、何とか綱渡りで歩んでいましたが、社内では次第に離職者が増加。経営基盤が崩れる状態に陥っていきます。借金返済の見通しも見えず、文字通り「どうしたらいいか分からない」という状態に途方にくれていた頃、紹介を受けたのが『頂点への道』講座だったのです。「とにかく指針が欲しい」と受講を決めました。

やっと見つけた、『生きる目的』

これまで数多くの研修を受講してきましたが、それらはすべて外からの刺激によって動機付けをしようとするもの。「やれ!」という強制感の強い研修が多く、時には行くことがためらわれる研修も数多くありました。対照的に、『頂点への道』講座は選択理論心理学がベースにあるため、毎回、翌日行くのが楽しみなほどでした。内発的動機付けによって、ここまで主体的に変わるのだと実感しました。さらにこれまでの研修では、講師に「実」がなかったので、「この講師に自分の気持ちは分からない」と感じていましたが、青木社長が自らの体験を通して語る姿に、一つひとつの言葉が自分に突き刺さりました。
受講してまず得られたのが、アチーブメントピラミッドの構築です。それまで自分には理念・ビジョンといった目的だけでなく、目標すらない状態。あったのは借金返済という漠然としたものであり、その時限りの、「計画」や「日々の実践」を繰り返しているだけでした。
そこで構築したのが人生理念と経営理念でした。自分が描く理想の組織とは何なのか、徹底的にセルフカウンセリングを行いました。「残ってくれた社員にどうなって欲しいか」とイメージを描き続けた結果、出てきたのが、「人を幸せにする経営『超飲食グループの実現』と『幸せ集団の実現』」という経営理念でした。それは、「いい会社を作りたい」と何となく抱いていた思いが、自分が本当に納得のいく言語として出てきたもの。「ここに生きる」と決意すると共に、これまで借金返済に追われ続けていた自分の“生きる目的”との出会いでした。
そして、徐々に物事に対する解釈も肯定的に変化していきます。上位コースの体感型研修を通して、借金を残し10年間自分を苦しめたと思っていた父への憎しみが、消えていきました。青木社長の「事実は一つ、解釈は無数」という言葉も相乗効果となり、借金という事実はあっても、それを成長の機会だったと解釈できるようになったのです。同時に、「父も最善だったのだ」と許すことができ、経営者としての父への尊敬を取り戻した瞬間でした。

達成と成功は善であるという確信

受講後、現場に戻り、社員への理念共有の時間を増やしました。経営計画の発表会を行い、全社員に会社の理念・ビジョンを示していく中で掲げたのが、1年後に「6店舗で7億円達成して社員旅行にいく」という目標でした。それまでの売上は約6.7億円。3000万円を埋めることは容易な目標ではありません。しかし、その達成が実現し、皆と旅行に行く姿を毎日イメージし続けました。
しかし、走り抜けたその年には、7億には、200万円足りませんでした。社員が口をそろえて言いました。「悔しい」と。初めて見る専務の涙、初めて見る店長たちの涙に、「達成は人を幸せにするのだ」と言う確信と、彼らを勝たせられなかった悔しさに私も涙しました。
そして翌年。前年の経験を生かし、幹部も『頂点への道』講座を受講、組織の達成志向は日に日に強くなっていきました。私自身も再受講を重ねる中で心境に変化が出始めました。これまではふとした瞬間に借金のことを考えてしまい、常に不安な状態。借金と不安を考えることが私の『思考習慣』となり、気付くと社員に外的コントロールを使っていました。しかし、青木社長の「コントロールできることに集中する」という言葉から、「借金自体はコントロールできないが、プロセスはコントロールできる」という考えが次第に社員にも共有され始めました。

共に目標を目指すことの素晴らしさ

徐々に、アルバイトも含めて、社員が売上自体ではなく、売上に至るプロセス管理を行うようになりました。達成に向けた改善がSNSで主体的に飛び交うようになり、サービスの質が目に見えて向上していったのです。そして迎えた期末に、見事6店舗で7億円を達成。その年に全社員で目標にしていた旅行でのジョッキを片手に乾杯する光景は、まさに私がイメージした光景でした。
現在は、全社員が『頂点への道』講座を受講しており、社内にアチーブメントの共通言語が飛び交うようになりました。コミュニケーションの質、速度が劇的に向上し、より効果的に成果に向かっていると実感しています。借金はまだ完済はしていませんが、かつてのような不安は一切ありません。大切なパワーパートナーである社員と共に、達成した喜びを分かち合っていく先に、未来が拓かれると信じています。

  • 社員旅行でのワンシーンはまさに描き続けた達成の瞬間

  • 桑田氏と社員にとっての「命」ともいえる経営理念

  • コースアシスタントとしても多数参加し、メッセージをする

担当コンサルタントの声

  • 地當 一郎

    地當 一郎
    アチーブメント株式会社 パーソナルコンサルタント

    桑田社長の初受講後、幹部の皆様が一年間の継続学習をされ、現在ではなんと、全社員となる約30名が『頂点への道』講座をご受講されています。ただ、その理念浸透の速度と高い業績の秘訣は、何より桑田社長ご自身が、初受講から3年半経った今でも、率先垂範で学び続けていらっしゃるからです。常に「努力よりも正しい選択」をされる桑田社長を心から尊敬しております。