社員一人ひとりの「やる気」や「能力」を
最大限引き出したいと経営者や管理職の方
チームスポーツや団体競技で、
勝ち続ける組織を創っていきたい指導者の方
自分自身の目指す目標に対して、
自信を高め「全力」を出す秘訣を知りたい方
メンバーのやる気を上げて、
成果を出し続ける秘訣をお伝えします!
あなたの組織は常に
「日本一」を意識していますか?
私がコーチとして就任した当時のファイターズは長年低迷していて、「勝ちたい。勝てればいいな」という意識が漂っていたように感じました。一方で、コーチ研修で参加したヤンキースでは、一軍のレギュラー選手や監督・コーチはもちろんのこと、六軍の選手・グランド整備の職員までもが、世界一を目指すヤンキースの一員であることに誇りを持ち、世界一を心から目指していたんです。その意識の差こそが、結果の差なんだ、と大きな気づきを得ることができました。意識をすれば、結果がすぐについてくるというわけではありません。しかし、今、この瞬間から、誰よりもどこのチームよりも日本一を目指し、今日一日、“日本一”の練習をすることはできます。それを毎日続けていれば、いつか必ず日本一になれるはずです。
やる気を引き出す
コミュニケーション
伸びていく選手とは「自ら行動を起こす、やる気に満ち溢れている人」。
良い結果も悪い結果も毎日はっきりと現れるのがプロ野球の世界。選手のやる気は事あるごとに大きく揺れ動いてしまうものです。これはプロスポーツの世界と同様、会社の組織においても置き換えられます。人を育てるポジションにいる指導者は、選手の可能性を信じ続け、選手の成功を自分の喜びとし、選手のやる気を引き出すコミュニケーションをとることが求められます。
“全力を尽くす”の“全力”には
「4つの全力」があります
コーチの原則とは、“成功体験が自信につながるという錯覚を持たない”ことです。自信は試合前にもっておくべきもので、結果が出たからつくものではなく、自信を持ってチャレンジしていく姿勢や行動こそが、成功につながっていくのです。
自信をチャレンジした結果、失敗したら、その理由を考え、工夫していくことで次の自信が生まれ、そのプロセスが成功する確率を少しずつ高めていくことになるのです。そういった選手や部下の姿勢を創り出していくために、コーチには4つの「全力」を引き出すことが求められます。
白井一幸氏 (しらい・かずゆき)
北海道日本ハムファイターズ 一軍内野守備走塁コーチ兼作戦担当
駒澤大学を卒業後、1983年ドラフト1位で日本ハム入団。1987年ベストナイン、ゴールデングラブ賞受賞、1991年リーグ打率3位、最高出塁率を記録。現役引退後、日本ハムの球団職員となり、二軍総合コーチ、二軍監督を経て、2003年から一軍ヘッドコーチを務め、リーグ優勝2回、日本一1回を獲得。2014年より北海道日本ハムファイターズ 一軍内野守備走塁コーチ兼作戦担当を任されている。 指導者として「可能性を開く鍵は意識の持ち方と行動力」をモットーに選手の育成に従事している。
著書として『メンタル・コーチング 潜在能力を最高に発揮させるたったひとつの方法』『わが子を一流選手にするメンタル・コーチング』を刊行。