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成功とは、自らの幅を拡張しながらの『継続』『ル・マン』優勝を実現した、成功のための考え方

株式会社dtm 代表取締役
KCMG監督 土居 隆二

profile

1966年生まれ。株式会社トムスにて世界一流のレーサー達と活動。その後、KCMG監督として、2008年には『ACHIEVEMENT byKCMG』の全日本F3選手権へ参戦。さらに国内レースの頂点である『全日本スーパーフォーミュラ』への参戦も開始する。2015年には、KCMGのモータースポーツ部門全体の責任者として、『ル・マン24時間レース』にてチーム初となる完走・ポールポジション・優勝へと導く。

一斉のスタートと共に、高速で走りだすマシン。不眠不休でモニターを見つめ、慌ただしく動くピット。マシンが破損し、脱落していくチーム…『世界3大レース』・『世界3大耐久レース』の一つ、フランスで開催された『ル・マン24時間レース』の様子である。この過酷極まるレースのLMP2クラスを制し、世界の頂点に立ったのがKCMGである。チームを率いるのが、KCMGのモータースポーツ9部門を統括する土居隆二監督だ。同時に世界ランキングトップを走るチームへと導いた土居氏に、その成功の秘訣を伺った。
(Club News vol.138に掲載)

「レースに魅了された原点」

「初めてレースを見に行ったのは自動車整備士として働いていた20歳の頃だったでしょうか」。特有のエンジンによる独特のガソリンの匂いやエンジン音、そしてそのスピードにすっかり魅了された。溢れる気持ちを止めることはできなかったのだろう。ふとオートスポーツの雑誌を見ていたとき、目に留まったとある会社の求人ページ。気づいたときには受話器を取っていた。そして転職した先が、当時、世界的にもレース界で有名であった株式会社トムスである。「外国人ドライバー、強いチームづくりの方法など貴重な経験をさせていただきました」。7年間勤務した後、独立。株式会社dtmを設立した。「初めは、お腹が大きくなった奥さんと、レンタカーのトラックにフォーミュラカーを積み、山奥の照明もないガレージまで運ぶような生活。しかし、毎日期待と希望でワクワクしてしょうがなかったのです。おかげさまでチームは、フォーミュラトヨタでは2回のチャンピオンになり、シリーズランキング準優勝も2回獲得しました」。独立から、11年後の2007年に、現在の所属チームとなるKCMGから声がかかった。「チーム作りも、すべて任せる。土居さんにヘッドをやって欲しい」。さらに、1年後には、日本F3選手権Nクラスにアチーブメントがメインスポンサーを務めた、『ACHIEVEMENT by KCMG』のチーム代表として参戦する。スタンダードコースを受講したのは、KCMGの監督として実績を出し始めた頃だった。

具体化してきた真の願望と目標

アチーブメントを受講した時は参加する方々の業界でのご活躍ぶりや、前向きさに圧倒されました。また、私は比較的、自問自答しながら進むタイプでしたが、『セルフカウンセリング』でその深さが大きく変化。漠然としていた自分の将来を、5つの分野に即してじっくりと考えていったのです」。繰り返す中で、それまで雲がかかっていたものが次第に見えてくる。「ずっと『自分は裏方だ』と決めつけていました。たしかに、今でもヘッドをする上でその気持ちは変わりません。しかし、自分は経営者として社員を抱え、社会的責任を担い、監督としてもチームを率いる身。そう考えると彼らのためには、裏方と言う名の消極思考を払拭し、もっと縁ある人を幸せに導く必要があると強く感じたのです。信頼し、お任せいただくからには、『世界の頂点に立つ』。そう決意することができました」。それは土居氏にとっての周囲への感謝の示し方であり、責任であり、同時に、本当の自分に問いかけた結果見えた、“真の願望・目標”であった。「当時設定した目標、例えば年収なども段階を追って実現しています。しかし何と言っても、『ル・マン』での優勝は、設定した目標である『ワールドチャンピオン』の実現ですので特に感慨深かったですね。本当に求めているものを明確にし、具体的に目標を設定したからこそ、思考や行動が集中してそこに向かい、達成へと繋がったのだと思います」。

あの頃の思いを胸に

世界で戦い続ける土居監督。そのチームビルディングの秘訣は、“信頼と責任”だ。「特にこの業界はミスの時の損失は計り知れず、常にリスクヘッジを想定する必要がある。“完璧が基本”なんです。でも、だからこそ恐れるのではなく、何かあってもチームでカバーする体制を作る。さらに強い信頼感を相互に育みつつも、自分が責任をすべて担うという責任感を持って取り組む。そんなバランスを持った組織を常に目指していますね」。時にピットの掃除や、機材運搬トラックの運転を自ら行う土居氏の姿に、「スーパーフォーミュラに出場するような監督がなぜそんなことをするのか?」と関係者から不思議に思われることも多い。もちろん、人手不足だからではなく、そこには一つの信念があるから。「“継続”というのが私の一つのキーワード。継続はそれ自体が難しいのですが、もっと難しいのは、自分の役割を拡張させながら継続すること。青木社長も『頂点への道』を28年間継続されながらも経営規模を大きく拡大されている。同じように、私も役割を『変える』のではなく、『上乗せ』し、“幅”を広げていきたいんです」。  土居氏は最後にこう語る。「成功や失敗は『ある一点』では分からない。長期的な視点を入れる必要があるんです。だから、もしその時は失敗と思われても自分なりに“継続”し続けるのであれば、手段が変わってもそれは成功なのだと思います」。28年間、数ミリ・0.01秒の違いが勝敗を分ける世界で生きてきた。一つのレースの「結果」というものを都度突きつけられながらも、「次のレースではどうなるか分からない」という緊張と期待の双方の感情を、これまで何度乗り越えてきただろうか。この定義の背景に、氏の歩んできた軌跡と、深く練られた想いを感じずにはいられない。世界の頂点に立っても、どこまでも穏やかに、謙虚に話す土居氏。役割をどこまで拡張しようとも、発する言葉が周囲への感謝ばかりなのはきっと、初めてレースを見たあの日。そして独立したときのワクワクという原点をいつも忘れていないから。今日も土居氏は、世界の強豪たちと、愛するレースで“エンターテイメント”を届けている。

▲2009年アチーブメントがメインスポンサーを務めた際のチーム写真。
▲あらゆるレース活動において、アチーブメントのロゴマークと共に世界を駆け巡る。
▲気候・天候・レーサーの調子・チームの人員などあらゆる条件を考慮し、戦略を練る。
▲世界3大レースの『ル・マン』優勝の瞬間。悲願の達成だった。

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